第9回夏季ダボス会議が9日から11日まで大連で開催されます。中国国務院の李克強首相は今日行われた開幕式に出席し、祝辞を述べました。

　李首相は「我々はグローバル化時代の中で共に生活し、発展している運命共同体だ。世界経済の回復を促す課題について、国際社会は協力を強化し、手を携えて努力すべきだ。中国は通貨戦を望まない。我々は国際的な生産力の協力において競争は免れないが、協力し合えば、共通利益は競争を遥かに上回るに違いない。このほか、我々は構造改革を推し進め、自由で開放的な障壁のない多国間貿易体制の改善に力を合わせるべきだ。中国は平和的発展の道と互恵共栄の開放戦略を堅持する。各国と共に包容力のある、バランスが取れた成長と健全·持続可能な発展を図り、利益と発展共同体を築き上げることを希望する。最後に、今大会が円満に行われるよう祈る」と挨拶しました。

　今大会は「成長の新たな青写真を描く」をテーマにし、90を超える国から1700名余りのゲストが会期中、科学技術の革新を背景に、中国と世界経済の成長に影響を与える新たな課題や緊急議題について討論します。